イエスがエリコに近づかれたとき、ある盲人が道ばたにすわって、物ごいをしていた。
近所の人々や、彼がもと、こじきであったのを見知っていた人々が言った、「この人は、すわってこじきをしていた者ではないか」。
貧しい者を、ちりのなかから立ちあがらせ、 乏しい者を、あくたのなかから引き上げて、 王侯と共にすわらせ、 栄誉の位を継がせられる。 地の柱は主のものであって、 その柱の上に、世界をすえられたからである。
さて、イエスはエリコにはいって、その町をお通りになった。
生れながら足のきかない男が、かかえられてきた。この男は、宮もうでに来る人々に施しをこうため、毎日、「美しの門」と呼ばれる宮の門のところに、置かれていた者である。
まいているうちに、道ばたに落ちた種があった。すると、鳥がきて食べてしまった。
群衆が通り過ぎる音を耳にして、彼は何事があるのかと尋ねた。